遺産について何も知らされていないが遺産分割協議を開始して良いですか?
そのまま遺産分割協議に応じるとリスクがあります!
実際より少ない相続分で合意してしまう
故人の遺産の金額や価値を知らないまま協議に応じると、相続分が実際の遺産価値よりも少なくなる可能性があります。
特に不動産や株式などの評価が難しい財産については、適切な査定や評価が必要です。そうでなければ、相続人は本来相続できるはずの財産を逃してしまうことになります。
負債に気づかずに相続してしまう
遺産分割協議を進める前に、故人の負債状況を把握しておかないと、意図せず負債を相続してしまうリスクがあります。負債が相続財産の価値を上回る場合、相続人は債務を負うことになります。
遺産分割協議書に署名・押印してしまうとやり直しが困難
一度遺産分割協議をして相続人全員が合意した場合は、基本的にやり直しはできません。後から「気が変わった」「当時は冷静な判断ができていなかった」と主張しても、合意内容を理解して遺産分割協議書に署名押印している以上、認められません。
例外として、詐欺・脅迫といった悪質な行為によって合意された遺産分割は無効となるのでやり直しが可能です。
弁護士に相談し適切な対処が必要かもしれません
故人の遺産について何も知らされていない状況であれば、遺産分割協議を開始する前に弁護士に相談することが重要です。
弁護士は法的な知識と経験を持ち、適切な対処方法やリスクを正確に判断することができます。故人の遺産に関する調査を進めたり、状況に応じたアドバイスを受けることで、安心して遺産分割協議に臨むことができます。
弁護士に依頼すれば相続財産の調査が可能です
弁護士による相続財産調査をお勧めします
弁護士に依頼すれば、故人の相続財産に関する詳細な調査が可能です。遺言書や財産状況を確認し、正確な相続分を把握することが重要です。
西村綜合法律事務所では、調査だけではなく今後の相続の進め方や、遺産分割協議などを弁護士に依頼するべきかどうか等の最適なプランについて「ご相談者様が損しないように」という観点でアドバイスさせていただきます。
サービス内容
(1)相続人調査および確認
※相続人が5名以上存在することが分かった場合は6人目以降につき1人あたり11,000円 を追加 料金として頂戴いたします。
(2) 相続関係説明図作成
(3) 相続財産調査 不動産・預貯金など
※名寄帳は2つまで。金融機関は5つまで。それ以上の場合は1社あたり16,500円となります。
※金融機関が県外になる場合は別途お見積りとなります。
(4)皆様のご状況に応じて最適なアドバイス・ご提案をいたします。
相続人調査・財産調査プランについてはこちらのページで詳しく解説しております
遺留分の侵害があれば請求が可能です
遺留分とは、法定相続人に対する最低限の相続分です。相続財産の価値や負債を考慮して、遺留分を適切に計算する必要があります。
遺留分が侵害された場合は、適切な手続きを経て遺留分の請求が可能ですが、それには正確な相続財産の把握が必要です。
不動産の分割方法や相続放棄についてもアドバイスを得られます
相続財産の評価や負債の有無、遺留分の考慮を踏まえて、相続放棄や相続財産の分割方法を検討することが重要です。加えて、総合的に判断して相続放棄すべき局面かどうかの判断等も実施します。
いずれも、ご相談者様が「損しないように」という観点を重視して当事務所では対応させていただきます。
遺産分割協議は西村綜合法律事務所へご相談ください
西村綜合法律事務所では、相続に関する問題に経験豊富な弁護士が対応します。ご相談者様の状況に合わせて適切なアドバイスを提供し、円満な解決を目指します。安心して遺産分割協議に臨むために、ぜひ当事務所にご相談ください。