被相続人の預金や財産が勝手に使われそうなのですが、どうしたら良いですか
被相続人の預金や財産が勝手に使われそうなのですが、どうしたら良いですか
相続財産・遺産の使い込みを防止するには?
キャッシュカードの変更
被相続人の口座に関連するキャッシュカードやパスワードは、他の相続人と共有されている可能性があります。
そのため、不正な取引を防止するためには、キャッシュカードやパスワードの変更が重要です。変更後は新しい情報を他の相続人に共有せず、被相続人のみが知るようにしましょう。
他の相続人が所持する印鑑・通帳・カード等の紛失届を銀行に提出する
他の相続人が所持する印鑑や通帳、カードなどがある場合は、速やかに銀行に紛失届を提出することが必要です。
紛失届を提出し、他の相続人が持っているカード類を使えないようにすることで不正使用を未然に防ぎましょう。
後見の申し立てを行う
被相続人が高齢や身体的・精神的な理由で財産管理が困難な場合は、後見人を立てることが有効です。
後見人は被相続人の財産を適切に管理し、不正使用や使い込みを防止する役割を担います。後見の申し立ては家庭裁判所に行う手続きですが、財産の保護と安全確保のために重要な措置です。
実際に使い込まれてしまった際の対処方法
返還請求を行う
被相続人の財産が不正に使用された場合、まずは不法行為に基づく損害賠償請求や不当利得の返還請求を行いましょう。
具体的には、不正使用が行われた証拠を収集し、遺産の使い込みを立証します。その後、法的手続きを経て不正に取得された財産の返還を求めることが可能です。
当事務所にご相談いただければ、法的な書面の作成や証拠の提示をサポートすることが可能です。
遺産分割協議や調停で取り返す
遺産の使い込みトラブルが発生した場合、遺産分割協議や調停を通じて問題を解決できる可能性があります。
まずは相続人間での協議を試み、不正使用分の返還を求めることができます。協議が困難な場合には、家庭裁判所を介した調停手続きを行うこともできます。調停では中立的な第三者が仲裁役を務め、公平な解決を図ります。
弁護士に相談する
相続財産や遺産の使い込みトラブルに直面した場合は、弁護士に相談することが重要です。
弁護士は法的な知識と経験を持ち、適切な対応策をアドバイスしてくれます。具体的には、訴訟や調停の手続きを進める際の助言や代理人として活動することで、問題解決に向けたサポートを提供します。
また、弁護士を通じて相手方との交渉を行い、円満な解決を目指すことも可能です。
相続財産の使い込みトラブルは西村綜合法律事務所へご相談ください
当事務所は地元岡山に密着し、多岐にわたる法律問題を解決してきた実績があります。
岡山県にお住まいの皆様の力になりたいという思いから無料でご相談をお受けしており、オンライン面談も可能です。
遠方にお住まいの方やお忙しい方にもご利用いただきやすい環境を整えております。どうぞお気軽にご相談ください。